BLOUSE 復刻版
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説明

昭和４年発行の河内洋画材料店のカタログに掲載されていた当時のオリジナルブルーズをそのまま再現しました。

多くの人が着物を着ていた時代に作ったブルーズ。広い袖周りや肩の平面のパターンが特徴。

袖はわざと少し短めです。これも昔のカタログの通り。少し折って袖を出して着ると、とてもチャーミングです。

小さな木のボタンを付けました。すべて留めると一番上のボタンだけ表に見えます。

素材はコットン８５％とリネン１５％日本製。昔ながらの小さな機械を使い丁寧に手作業を交えながら洗い上げた、ふっくら柔らかい感触と、どこかヴィンテージを感じさせる雰囲気のある素材です。

最近はあまり見かけなくなったブルーズ（英語でスモック）ですが、さっと羽織れて袖口まで衣服をすっぽり覆ってくれて、やっぱり絵を描くときにあると便利なのでは、と思い作ってみました。

厚着をした上から着ても手を動かしやすいように、腕回りと身頃を大きくしており、軽いコートとしても利用できるものを意識してデザインしています。

背中の衿下のストラップは、作業後に汚れたブルーズをイーゼルなどに引っかけておくように、油絵用キャンバスの麻生地で作りました。

絵の具で汚れれば汚れるほどかっこいいブルーズ。どうぞ自分だけのブルーズが育つように、制作に打ち込んでください。

ちなみにブルーズとはBlouse。ブラウスのフランス語ですが、元々は18世紀ごろに農夫や羊飼いが上っ張りとしてきていたものを、画家たちが着るようになったことから、日本でもそう呼ばれるようになったようです。スモックドレス、スモックコートと呼ぶと立派なファッションアイテムです。